第4章 死神編【前編】
舌先で押しつぶし舐られ、偶に歯で挟み甘く噛み付かれればゾクゾクと甘く身体が痺れ突起は芯を持ち始める。もう片側も揉みほぐしていたのを辞め指先で突起を摘んで捻り、爪で表面を擦られすぐに固くなった。
「んぁっ!やっ…恥ずかし…!」
「気持ちえぇやろ?硬くなっとるわ。」
1度唇が離れ、反対側の中心にかぶりつく。突起の周りを舌でくるりとなぞって焦らされたかと思えば、音を立て吸い上げられる。先程胸を揉みしだいていた手は指先を触れるか触れないかの度合いで腹から更に下へと伝っていく。
ゆうりは繋いだ手に力を込めた。市丸の手が下着の中に忍び込み、彼の指先が下肢の中心をなぞるだけで卑猥な水音が響いた。
「ふぁ、あっ…わ、わかんない…!」
「あーあ、ぐっちゃぐちゃや。ほんまに初めてなん?」
「当たり前じゃない…!」
「…嬉しいわ、最初にボクがゆうりに触れるんは。」
「待って、もうちょっとゆっくり……んんぅ!」
既にぐっしょりと濡れた秘部へ市丸の中指があてがわれ、一気に付け根まで挿入される。骨張っていて、太くて長い男の指。自分でも触れたことの無い箇所から与えられる強い快感に自然と涙が浮かんだ。まるで自分が自分じゃ無いようで怖い。しかし目の前の男はそんな事お構い無しに中まで埋めた指を左右に動かし、上下にばたつかせ内壁を擦り指ストロークをしたり、根元まで埋めたまま大きく円を描く様に掻き乱される。
「ほら、聞こえるやろ?ゆうりの中、ぐっちゃぐちゃになってはるの。中きゅうきゅう締め付けてくるわ。」
「あんっ、やっ…音、いやっ…!ギンッ…!!」
「痛ない様にしっかりほぐさんと。ここにボクのが入るんやからな。」
1度指が引き抜かれたかと思えば薬指を揃えて再び中まで埋められる。指を曲げ、腹側の膣壁を指先で擦ると不意に大きくゆうりの体躯が弓なりにしなった。突然与えられる視界が白く飛びそうな程の快感にきゅっと足先を丸める。
「ひあっ!あっ、やだ、そこやめて…!」
「ここがええの?イけそ?」
「ぁ…あッ、手っ、止めっ……!怖い…!」
「イッてええよ、気持ちいいのに身体委ねや。」
「あっ、んぅっ…ダメ、や……ぁ、ああっ!!」