第63章 妻に望むもの〜信長様誕生日sp〜
「今夜はこれを身に纏え」
「なっ、なっ、...........」
「俺の誕生日を祝いたいと言ったのは貴様だ」
「それは、他に用意して........」
「それも勿論貰うが、俺への最高の贈り物は貴様自信だ。俺の望む物で貴様を包んでよこせ」
ちゅっと、悪戯な顔でキスをされればもう何も言えなくて..........
だって、私自信が一番のプレゼントだなんて言われて嬉しくないはずがない。
私を包む物が、エロエプロンやエロ襦袢だったとしても良しとしよう。私は世界一幸せだ。
「ぅーー、分かりました。でも、優しくして下さいね」
昨夜みたいになったらもうすぐ意識が飛んじゃう。
「俺はいつでも貴様には優しくしておる」
いつもの悪戯な顔で私の腰に手を回し、抱きしめられた。
(はっ!そう言えば)
昨日から驚きっぱなしで、すっかりその日になってしまったけど、
「信長様、お誕生日おめでとうございます。ずっと私が信長様を驚かせたかったのに、驚かされすぎて忘れてました。でも、やっとお祝いできました。おめでとうございます。愛してます」
信長様の頬に手を当て、触れるだけのキスをすると、
「ふっ、誕生日を祝って貰うのもいいものだな。愛してるアヤ」
お返しのキスがされた。
ある意味サプライズだらけの二日間だったし、思い描いていた誕生日会とは全く違ったけど、大好きな人の誕生日をやっと祝うことができ、その夜も濃くて甘くて最高の時間を過ごすことが出来た。