第45章 心の再会

「っ、...んっ」

長くて息苦しくて、でも甘い口づけがされる。
あんな言葉を聞いて、冷静でいられない。
触れ合う唇も、絡み合う舌も、唾液も、何もかもが甘くて愛おしい。

やっと、心も体も信長様と触れ合えた気がして、信長様の首に手を巻きつけ、もっと深く貪る様に口づけあう。

口づけながらも、信長様はその先を急ぐように、既に晒されたその胸に手をすべらせる。

「あっ、っ、信長様っ」

信長様の手と舌は生き物の様に、私の胸を撫で回し、舐め回し、快楽を連れてくる。

ただ、お腹に行き着いた時、

「ふっ、蟹腹だな」
と、信長様は笑いながら、プニッと蟹で満腹になった私のお腹を摘んだ。

ヒャ〜
「やっ、誰のせいだと思ってるんですか！」

ヤケになって、大食い選手権の様に蟹を食べた事を思い出し、恥ずかしさのあまり腰が引けたけど、グッと簡単に連れ戻されて脚を開かれると、ピチャリと舐められ更なる快楽に墜とされた。



「挿れるぞ、力を抜け」

ピタリと滾るそれを私に充て、ゆっくりと挿れていく。

「あっ、っ、ん、はっ」

キツくて、信長様の首に手を巻きつける。

「っ、アヤ、息をしろ、力を抜け」

巻き付けた腕の先には、苦悶の表情を浮かべる信長様。でも、

「はっ、ん、むりっ、あぁっ」

私にはその表情を愛おしむ余裕など全然ない。

まだ、入りきっていないそれは、以前は確かに入っていたはず。

「アヤ、俺を見ろ」

私の頭を撫でて、優しい口づけを繰り返すと、身体が蕩けて行くように力が抜けた。


「アヤ、愛してる」

信長様はそう言ってもう一度口づけると、そのまま一気に最後まで突き挿れた。

「っあぁぁぁっん」

痺れが一気に突き抜け身体がしなった。

「ふっ、ん、あっ、あ、んん」
身体の震えが止まらないまま、信長様は腰を振り出した。

「あっ、ダメ、動かないで」


「くっ、無理だ、止まらん」