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恋に落ちて 〜織田信長〜

第23章 満月の夜



ビクン、ビクンと、痙攣の余波で力なく床に寝そべる私を信長様は不敵な笑みで見下ろし、息をつく間も無く反り勃った自身のものを挿入した。

「はっ、あっっ、」
余りの質量に、息が止まり体が強張る。

「くっ、貴様」
信長様の口が僅かだけど苦痛に歪んだ。

「はぁ、やめてっ、それ以上はっ」

更にぐっと信長様は押し挿れ、グプンっと音を立てて、私と信長様の身体が完全に密着した。

「んあっ、んんん」
上げたことのない声が口から漏れ、痺れが体を襲う。

「挿れただけでいくとは、そんなに欲しかったのか」

私の反応に気を良くした信長様は、腰を動かし始めた。

「はっ、んっ、んっ」
不本意にも、与えられる快楽に、身体が反応し始めた。

「いっ、やだ」
そんな自分が許せなくて、私の腰を掴む信長様の腕をパチパチと叩いてせめてもの抵抗をする。

「諦めろアヤ、正直な貴様の身体は痛いくらいに俺を咥えておる」

「違うっ、んんっ」

口答えをさせないつもりなのか、腰を突き上げるように更に激しく揺さぶられる。

「はうっ、ん、」
声を出したくないのに、耐えきれず漏れてしまう。

「声を耐えるなど無駄なことを。貴様が声を耐える度、締まりが良くなって逆効果だ」

悔しくて、寄せる快楽に耐えながら、私は信長様を睨みつける。

「ふっ、俺を睨みつけるとは益々興味深い。そんな貴様には褒美をくれてやる」

ペロっと、自身の指を舐めると、私の秘部で剥き出しになった突起をクリクリと弄りだした。

「ひやっ、あっ、だめっ」

必死で耐えた快楽があっという間に大波となって押し寄せ、身体は飛び跳ねる様に反応して果てた。


「はぁ、はぁ、」
荒い呼吸を繰り返す私の体を、信長様は休むことなく突き続ける。

「お願い、もう、やめて」
抵抗できないほどに、既に身体は快楽を受け入れていて、僅かな理性だけで言葉を発していた。

「まだだ、もっと貴様を見せろアヤ」
ニヤリと、不敵な笑顔の信長様。この時、月夜に背を向けた信長様の姿は満月の光に照らされていて、不本意にも綺麗だと思ってしまった。

「っ、」

結局この夜は散々啼かされて、フラフラになりながらも自室に戻ったのは朝方だった。


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