第71章 おやおや シグマくんの話
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ねーんねん··おこーりーよ···
「·····ーーー」
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「···シグマさんは良く頑張りました。」
「へっ?」
「毎日、夜遅くまでお疲れ様です」
「·····あの」
「私は分かりますよ。シグマさんは"家"を守る為に、たくさん覚えたんですよね。だけど無理はしないでください···今はゆっくり休んでください。」
「何故、それを··」
「私が部屋に入った時に大量の紙やペンや本がありましたからね····今は誰もいません。何もかも忘れて目を閉じて···」
「あなたは、不思議な人だ··」
だけど安心してしまう
今は何もかも忘れて
「きーら、きーら、ひーかーるー」
ぽん··ぽん···
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