第70章 じゃー 太宰さんの話
『君が好きだ、助けられた時から···』
(·····認めたくない)
私も貴方が好きって言う気持ち···
ーーーーー·····
ぱちっ
「·····んっ」
目を覚ますと、いるはずの人がいなくなっていた
ぽやぁ···
(やっぱり···私の夢だったのかな?)
不意に、隣に気配を感じる
すやぁ···
「すー···」
ぱちくり
「···寝てる(まさかずっと居てくれたのかな?)」
それなら···
きゅうぅん····
「天音くん··私は人の"愛"を知らない、最初は女性と心中する事が私の"愛"だと考えた、でも違った···私は生きる、女性は死ぬ··」
ーーーー·····
ごぼぼ···
「····ーーーー」
ーーーー····
ぱたた···
「お願い···君が欲しい···」