第67章 ちきちき フェージャ
「とりあえず、ゆっくりしていてください。私は今からマフィアのアルバイトに行きますね」
「わかりました。お気をつけて」
何だか素直だな···
ーーーー····
「お疲れ様です」
ててて
「あまね~」
「どうしました?エリスちゃん」
「天音の髪飾り綺麗ね!」
「ありがとうございます。エリスちゃん」
「それに何だか最近の天音は笑顔が多くてエリス嬉しいわ!」
ーーーー····
ガチャッ
「戻り···」
部屋に入ると
フェージャが寝ている。
(屋敷の時よりかなり寝てる
普段寝てないのかな?寝かせてあげよう)
寝顔が余りにも綺麗···
(眠り姫や白雪姫みたいだな····もし)
おとぎ話のように王子様のキスで····
お姫様が起きるなら····
ギシ···
王子様は····
眠るお姫様に
ーーー··チュ
キスをする···
口を離したら、お姫様は···
魔法が溶けたように···
(あれ?姿が戻ってる)