第67章 ちきちき フェージャ
抱きつかれてるからか、なかなか寝付けない。
そんな時にフェージャが私の手を握る。
(ん?)
にぎにぎ···
(さみしいのかな?)
私はフェージャの手を握り返す。
安心したのかずっと握ったまま
澁澤さんは案の定、早く寝ている。
(早いな···寝顔も幼いな···この2人は怖そうだけど、実際は)
子供みたい
ーーーー·····
結局フェージャの女体化はまだ溶けない。
そして今日は私の家に泊まるとの事
「それでは、失礼しますね、また次の日に来ますね」
「天音」
ふいに澁澤さんに呼ばれる
「目をつぶって」
「こうですか?」
「いいよ」
目を開けると、青の髪飾りがついていた。
「えっ··?!」
「色々とやらかしたお詫び」
「··ありがとうございます」
「行きますか天音」
「はい!それでは失礼します。澁澤さん」
ーーーー····