第67章 ちきちき フェージャ
パタン
「よし澁澤さんが入ってる間に···フェージャの髪の毛を乾かして指先消毒」
☆☆☆☆
ぶおお~~
(天音に髪の毛触られてる、普段は乾かさなくてよく龍彦に叱られますからね)
(乾かして、治療···あっ寝やすいようにホットミルク作ってあげよう)
かちっ
「完了~さて指先消毒しますね。出してくれますか?」
すっ···
(やはり女体化もあるからか普段より小さい、細い··マニキュア似合いそうだな~···)
まじまじ···
(すっごく見られてる)
はっ!
「ごめんなさい!余りにも綺麗な指だからつい····」
「普段もよく見てますが、今回は更に見ていましたね」
「そんなに!?··いや~··」
取り出した消毒液を垂らす。
ピクッ
「···っ」
やはり痛いのか、普段は無言だからな··もしかして
「フェージャは普段も痛み我慢してるんですか?」
「我慢していたら?」
「ううん、我慢してるなら我慢しなくていいのになって、ほら痛みって誰にもあるから痛みは···ね···」
「言っていいんですか?」
「もちろんですよ、フェージャや澁澤さんも余り痛みを言わない人だから···私なんて探偵事務所とかマフィアでよく怪我するから痛みだらけだよ(笑)」
「それは··お転婆····」
「もう!!」