第62章 というな 中也さん
まただ
ふかい。ふかい海ノ中
ごぼぼっ····
息は出来る
あれは····
ざああああ····
「·········」
太宰と····誰だ·····
覚えてる
そこで立ち上がり俺を見て····
〇〇〇〇〇〇
違う、太宰じゃない
知らない女だ
知らない女が俺の手を握ってる
「貴方はひとりじゃないよ」
ごぼぼっ·····
パチッ
「·····まただ」
夢を見た
だけど違う夢
むくり···
(びちゃびちゃだ···)
汗をかいたみたいだ
ガチャッ
「よく寝れましたか?汗が酷いので新しい着替えと汗を拭きましょうか、」
ぼー····
「···あぁ」
きょとん☆
(素直だ)