第61章 きらきら星 黒の時代芥川くん
私はいますよ。
「うん····私の天音···」
ーーーーー·······
ガチャッ
「おはようございます。芥川くん今日もよろしくお願いしますね」
「······」
"君の好意は甘え"
僕は、隣に天音がいて
ぺらっ
「今日は数学ですね、教科書開きましょ!」
ぎゅう
「芥川くん?」
手を握って
うりうり···
寄りかかって
存在を見せるだけで、いい····?
ん?
ぽん
「芥川くん、数学が嫌いでも頑張ろうね。もし全問正解したらご褒美をあげようか!」
「ほうび···?何だそれは」
(意味が分からなかったかな?)
「ご褒美は「頑張った楽しみ」かな···芥川くんが今欲しい物はないのかな?」
「其れは、物だけか?」
「お願いでもいいんだよ!」
「お願い····」
「すぐに言う必要ないからね。ゆっくりでいいよ。さぁ勉強の続き」