第59章 ぺぺぺ 22歳太宰さん
思わず顔を上げた。
そこには
「中也···さん」
「ちょっと何しに来たの蛞蝓」
「芥川の咳が酷いから天音に看病頼むために借りるんだよ青鯖野郎!··ほら行くぞ」
「はい!(良かった)」
助けが来てくれただけでこんなに安心するなんて
やはり太宰さんはこわい
(中也の服掴んで、若干泣きそうとかそんなに私怖いかな~?)
···不思議な色した目
ーーーー·····
「大丈夫だったか?」
へにょ
「怖かった···です、でも中也さんが来てくれて安心しました!ありがとうございます」
どきっ
「天音···俺がお前を守るから、安心しろ!」
「中也さん···はい!」
太宰さんは怖いけど、中也さんは優しい