第59章 ぺぺぺ 22歳太宰さん
ざっざっ···
(なるべく、驚かないように···無心で仕事すれば太宰さんも興味無いって言われた。よし!無心むしん)
ざっ··
「ねぇ」
後ろから声をかけられた。
私は後ろを向かず前を向いたまま返事した
「すみません、今仕事中なので終わってからお話うかが···」
ばん、、、
「首領命令「こっちを向け」」
がたがた
(嫌だよ····)
私は涙を堪え後ろを向く。
そこには太宰さんがいた
「君はマフィアと探偵事務所のアルバイトなんだろ?働いてる理由は?探偵事務所の金が安いからマフィアに来たの?」
「······」
こわい
「だんまり··何か声の1つでも出せないの?さっきから下ばかり向いてるし、顔上げてみなよ」
ぎゅう··
箒を握る力が強くなる。
むっ
「首領命令だよ?なんなら私に上げさせるの?··いいけどさ··」
太宰さんの手が私に触れる時に
「ちょっと天音借りるぞクソ太宰」