第58章 さみしいさみしい フェージャの話
(子守唄···必要かな···?でも、私が風邪の時もお母さんが歌ってくれたんだよな···)
お母さんにしてもらったように私はフェージャに同じ事をする
手を握り
歌を歌う
「きーら、きーら、ひーかーる··」
ーーー·····
夢の私は熱にうなされながら空を見上げた。
ごほ···
(何か聞こえる····あっ)
今日の空は星がよく見える
きらきら
きらきら
(·····ほし····)
そして
ーーー····まーばーたーき、しーてーは···
(きこえる···あの人じゃない歌声)
そして私は目覚める。
パチッ
「·····っ」
「あっ目が覚めましたか?」
はっ···
「あまい····」
「?あまい··アイスありますよ!バニラ、いちごしかありませんでしたが···」
「バニラ····」
「はい!」