第58章 さみしいさみしい フェージャの話
私はなぜ呼び止めた。
女は固まり
私に近づき
頭を撫でる
「すぐ戻りますよ。」
「···はい」
パタン
(私は本当にどうしたんだ)
そして
ぱんぱかぱーん♪
「これは」
「手袋用意しといて良かった~爪を噛まないように手袋で防御ですよ!」
(手袋、しかも可愛い···)
「リンゴは食べれましたからまたひと眠りしますか?」
「そうします。」
空になった食器を戻し寝かしつける。
ぺたっ
「冷やしたタオル置きますね。 」
「あの···」
「ちょっとだけ離れますが、ちゃんと隣にいますからね」
パタン····
はぁ
「·····MaTb」
ふいに出た言葉