第58章 さみしいさみしい フェージャの話
ぎゅう~··
(何か出来ないかと部屋に入ったら倒れたからびっくりした···風邪···冷蔵庫何かないかな)
ぱかっ
すっからかん
(·····?!)
何を食べてるの!?ってなるぐらい冷蔵庫がからっぽ
(屋敷だからだいたい外食なのかな?)
私は部屋に入り眠るフェージャの額に濡らしたタオルを置く
(この人の性格とか生活とか全く読めない。しいていうなら···)
何考えてるか分からない
だけど····
(太宰さんみたい)
あの人も何を考えてるか分からないし、よく自殺するし