第57章 あいたかった 学パロ澁澤さん
ふむ
(太宰治····噂程度だが「自殺愛好家」···つまらない今を楽しくしてくれる人材なら是非とも我が校「白林檎高校」に来て欲しいね。)
かたん
「成程···私は直直··太宰くんに話をしに行こうじゃないか、」
「珍しいひとりで?」
「えぇ、ついでに私の「探し物」も探しに行きますか」
パタン
「お気をつけて、あぁこの方ですか···」
1枚だけの忘れ物···
「深い海色」
ーーーーー···
「おいテメェ··俺の女に手を出しやがったな。」
「なんの事か」
「うるせえんだよ!お前が手を出した!っていうんだよ!謝れや!金払えや!」
(やれやれ端に見える女は先程の、問題起こされるのも困りますね)
ぶん!
「テメェの顔をボコボコにしてやる!!」
(あぁ··つまらない···)
しかし痛みは来なかった。
つまらない外を見ると
ぎりぎり
「すみません、理由は知りませんが寄ってたかって喧嘩するのは弱い証拠ですよ」
「誰だテメェ··!女がでしゃばんな!代わりにテメェをボコボコにし···!」
ばきばきばき
「だから··寄ってたかって喧嘩をするのは弱い証拠なんだよ!話を聞け!!」
何が起こったか分からなかった。
分かるのは目の前にいる女が大の男を殴り
ドガ!バキ!グシャ!バコ!
(お強い····)
そして先程の女性に平手打ちをかまし
ずんずん···
むんず
「ひっ··ぃ··」
ばぁん!
「謝りなさい!話は分からないけど、あんたも彼氏いるなら頼むなよ!自分の力で何とかしなさい!」
女性に喝を入れる
ぐすぐす
「···うぅ··あぁ···ごめんなざいいい···」
ぱんぱん
「ったく···もう大丈夫ですよ!念の為警察呼んだので安心···!」
お互いに顔を見た