第55章 こいの恋 澁澤さん
ーーー·····
輝きが満ちた。
生きるって···美しい
パチッ···
「ん····今、何時···」
私は寝ぼけ眼で時計を見る
(夜中···?!)
顔を上げると、隣に眠る澁澤さんがいた
(?!澁澤さん···!?)
今の状況を思い出した。
かあああ····
(素直になるしか····)
起こさないように私は離れる。
簡単に着替え
ちょっと離れた場所で私はまた眠る····
ーーーー·····
(生きるって····!?)
また海の中にいる
今まで空を見ていたのに····
違う
輝きが離れてる
···パチッ
「行かないで···くれ」