第55章 こいの恋 澁澤さん

「···澁澤さん？」

「あっ､起こしたかい？」

「いえ､おやすみなさい」

(顔見れない)


私はまた澁澤さんからちょっと離れようとしたら


ぐいい····ぎゅう
(？！)

がぷ
「···っい！」

「天音､このままこのままでいさせて」

抱きしめられ
噛まれ
そのまま····


ちゅんちゅん

鳥が鳴いてる。

明るさで私は目覚める。

(今度こそ···準備しないと)

ゆっくり···ゆっくり離れる






ﾊﾟﾀﾝ



鏡で確認する

(歯型くっきり···)

ぱん！
「よし！」


私は気合いを入れていつもの様に起こして包帯取り替える

だけど···

それが上手くいかない


それは···


「あの···この体勢は···っ」

「一夜を共に合わせたんですから、ね」

ｸﾞﾁｭ···

ぴくっ
「ひゃ···」

「薬塗れますか？」

「いじ··わるしないでください···(わざと···)」

「最初よりすんなりはいりますね。今日の夜もいかが？」

かあああ··
「しま···せぇ··んっ」


両手で抑えられて逃げ場がない


「ほらこんなに···敏感」

ｶﾘｯ

ぐにぐに···
「やあぁ··ん···だめ···薬ぬれ···」

「天音····愛してる」


ｽﾞﾁｭ··ｸﾞﾁｭ､ﾇﾁｭ··ﾊﾟﾝﾊﾟﾝｸﾁｭ､ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ
「ーーーっ」



再び口が重なる