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恋する奴等

第54章 ハロウィン 2 黒の時代小さい芥川くん




「私を···愛して」


ーーーー····


チュ···チュク··っ···チュ
「ん···っふ····ふぁ」

ごろろ···ごろろ··
「天音···天音···」


太宰さんの添い寝は色々と大変だ

だけどそれを受け入れてあげるのが伴侶の私の役目



お互いは好きになってはいけない

太宰さんは私を「母親」として見ている

私は太宰さんを「ーーーー」と見ている。

だけど····


はっ····はぁ···
「天音····天音···すき··愛してる」

その言葉は
太宰さん本人の意思である


ーーーー·····


「すー····」

むくり
(寝顔が幼い)

起こさないように私はベッドから離れる。

太宰さんの「赤」が沢山ついてる

(ちょっと前に書類整理で太宰さんの過去ページがあったけど····)



さら···
(あまり親と仲良くなれなかったって書いてあるだけ)

「おやすみなさい。治」



パタン····



(芥川くんの咳だけ確認して私も寝よう)


カチャ···

すー
「·····」

ほっ
(今日は咳大丈夫そう、首領の薬は流石だね。銀ちゃんも安心しているし、)



パタン
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