第53章 ハロウィン 1 澁澤さん·フェージャ
「またお昼に来ますから澁澤さんを頼みましたよ!」
「分かりました。おきをつけて」
「二度と返すか!早く行くよ天音くん」
「はい!」
ーーーー·····
「全くネックレス渡してよかったよ!何もされてないよね?」
「はい···ってかこのネックレスって」
「盗聴器」
(嫌な言葉)
「天音くんが与謝野先生に医療教わっていた所から気になったからね。ちなみに皆は知らないよ。私だけが知ってる」
「あの···黙ってくれませんか?!澁澤さんもやっと体調戻ってきたんです!」
はぁ
「何で君はそんなに優しんだろ···何で彼奴らを看てるのかまでは聞かないよ。だけど···」
「太宰さん?」
ぎゅう···
「ちゃんと探偵事務所に帰ってきて」
「はい(何か変な事したかな?)」