第50章 しらないしらない 15歳中也さん
ぴよぴよ···
「其れを調べてどうするんだ?」
「ただ知りたいだけだ。俺には知らない物がある特に彼奴といると····知らない「何かを」感じる」
「そうか···だがな中也···本には答えなど書いてないぞ」
がたたん!
「はああ!?早く言えよ!」
「答えはお前が知るんだ。誰にも聞かず、自分で探す」
ーーーーー·····
(自分で探すって言われても分からねーよ···)
ごろん···
(確かに昨日彼奴はいた)
歌
なでる
抱きしめる
~♪
「···ら···き···ら···ひ···か···る···」
いつの間にか
俺は歌を口に出していた。
(この言葉··なんだ?)