第50章 しらないしらない 15歳中也さん
ぺこり
「それでは失礼します」
私はその場から離れようとしたら
「おい」
「はい?どうしました?」
すん···
「手前からクソ太宰の匂いがする」
「あ~··先程まで書類確認頼んでましたからね」
すんすん···
「なんだろ····俺の知らない匂いがする。クソ太宰じゃなく·····」
(凄く匂い嗅がれてる。臭い?!お風呂も入ってるよ!?)
すんすん···
「····優しい···匂い····」
「中原さん···?(優しい匂い?)」
はっ!
「何でもねーよ!」
だだだだ···
ぽつん···
「あら···何か気に触る事したかな?」
「其処(そこ)で何してる」
「お疲れ様です織田作さん」