第48章 ぎもん 15歳太宰さん
(はぁ····太宰さんの感情が読めない)
中也さんみたいに15歳らしく表情をハッキリさせてくれたら楽なんだけどな···
途中でマフィアの方に出会う
「お疲れ様です」
「おつかれ····あれ?君怪我してない?」
「へっ··あっ!本当だ··」
さっきのナイフがちょっと刺さったんだ。
「ちょっと治療してきますね。」
「俺がするよ。」
「っ··、すみません」
ーーーー·····
コッコッコッ
(彼奴がいないと何か書類作成進まない)
ふと話し声が聞こえた。
チラッ
(彼奴がいるのか?)
隙間から見ると
そこには笑う彼奴と治療をしている奴がいた
(····笑い顔初めて見た)
彼奴を選んだ理由は
その深い瞳が欲しかった。
彼奴なら私の母さんになってくれると思った
だから選んだのに、
彼奴は····
私よりも其奴(そいつ)を選ぶの?
バタン!
「!···太宰さん!?」
「!!」
「天音····来い」
ガタッ···
「すみません···!···失礼します」
コッコッコッ····
くるっ···
「治療わざわざありがとね···」
「·····はい」
あの目付き·····
怖い