第44章 しろとしろ 織田作さん
カチャ···
「失礼します。織田作さんいます····」
すー···
「·······」
「か(寝てる)」
きょろきょろ
(誰もいない)
よし
私は眠る織田作さんの頭を撫でる。
(いつも撫でられる仕返しですよ!)
ちょっと撫でて私は立ち上がりテーブルに手紙を書いた
パタン····
「お疲れ様です太宰さん」
「また織田作の部屋?」
「首領が呼んでいたんですが、反応なかったんで····」
「ふーん····たまには私の部屋に来てよ」
「太宰さん····すみません」
「すぐ謝る。謝るなら、伴侶らしく私の膝枕してよ。」
(太宰さんも寂しかったんだな)