第40章 にゃん 猫太宰さん
ガチャッ
「はい、国木田です」
「お疲れ様です···こんばんは、小吹です」
「あぁ如何(どう)した?」
(誰かと話してる···)
···!
「あの太宰さんの猫化の件で聞きたい事があるんです」
天音くんの手が私の頭に触れる。
「はい···はい···」
優しい撫で方···
「にゃ···(天音···)」
太宰さんの手が私の手と重なる。
「色々とありがとうございます。わかりました。」
プツ···
「太宰さん···色々と国木田さんから聞きました。言葉が猫化したぐらいなのて、普段の生活は変わらないそうですよ!」