第33章 かちゃん 15歳太宰さん
どぼん····!
「ちょっと太宰さん···!?」
一瞬何が起きたか分からず、私は慌てる。
そして
「えい!」
私も海の中飛び込んだ。
ごぼぼ······
私と同じ色した海
落ちた太宰さんを見つけ私は手を掴む。
ーーーーー······
はぁ···はぁ····
「ちょっと·····いきなり飛び込むのいけませんよ!太宰さん!····あれ?」
そこにいたのは
ぐったり····
「········」
何時もの太宰さんが倒れていた。
ぽたぽた····
(??····何処から?)
「太宰さん··?大丈夫ですか?」
「······」
やばい····本当に死·····?
「····王子様は愛するお姫様のキスで目覚めます」
「······」
ぱちん!
「いたい··!!」