第33章 かちゃん 15歳太宰さん
「私の生きる理由は·····「今」を大切にしたいから···でいいんですかね?」
「今を大切に···それが君の生きる理由なんだ。」
「太宰さんには今を大切にしたい何か無いんですか?例えば····大切な人とか····」
「大切な人····」
浮かぶのは·····
ーーーー···
「太宰」
「太宰くん」
「クソ太宰」
ーーーー····
「うん、いる」
「その気持ちを忘れないでくださいね」
「君はさ····好きな人とかいないの?」
「いきなりの質問ですね~···」
「いいから、」
「そうですね····お付き合いしてる方はいますよ。」
「どんな奴?」
「そうですね····何を考えてるか分からなくて、変な行動はとるし、いきなり消えたりしてみんなを困らせて、そしていきなり現れては皆を守ってくれる····そして私を大切にしてくれる···うん、太宰さんみたいな人···かな」