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恋する奴等

第33章 かちゃん 15歳太宰さん



「その····何で私の名前を簡単に呼べるんだい?」

何とか話を誤魔化す。

私は確かに太宰治だ


知らない女が私の名前を知ってるのはおかしい···

もしかして、私って····


「そんなに有名なのかい?」

「·····」


太宰さんが私の手を掴みながら質問する

(確かに見た目は太宰さんそっくりだから思わず名前を呼んだ···もし本当にこの子が昔の太宰さんであるなら····はっきり言うべきなのか····)


君は過去の太宰さんかな?って····
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