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恋する奴等
第33章 かちゃん 15歳太宰さん
(···なんでこんな所にいるんだが···何とかして帰らなきゃ··)
あっ
「太宰さん?どうしました?」
女が私を覗き込む。
身長的に中也よりちょっと高いぐらいだ。
(深い青)
「こっち見なくていいよ···早く次に案内して」
見とれていた
「あぁ···ごめんなさい」
女が振り向き歩き出す。
ふわっ····
(優しい···匂い)
「···?太宰さん?」
はっ
「····!」
私は女の手を掴んでいた
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