第33章 かちゃん 15歳太宰さん
女に案内された街並み
(変わらない景色···)
「名前が遅くなりましたが、私は小吹天音と言います」
「うん、女」
「そして私は武装探偵社のアルバイトをしています」
「ふーん」
「探偵社のみんなは凄い異能力を持ってまして、弱い人を助けてくれるんです」
「へー(殺し以外にもそんなのあるんだ)」
「そこに知り合いも働いているんですよ。普段は落ち着きがない人だから何時も(いつも)美人探しに出かけて····腹立つしよ···」
「大変だね~(最後は本気の本音だな。)その知り合いさん」
「でも···そんな知り合いさんはちゃんとしてれば強いんですよ~~あっ此処は····」
女が喋る傍ら
私は街並みを見渡す。