第33章 かちゃん 15歳太宰さん
ぱくっ。
「·····おいし」
「お口あって良かったです」
女はそう言い紅茶をすする。
「何でキミは私の名前を知ってるの」
「···貴方は(ややこしくなりそうだな)私の知り合いに似ているんです」
「へ〜··知り合いと私は何処(どこ)らが似てるの?」
「うーん···そんな所ですよ!でも···今の貴方は、なんだが」
ジャー····
かちゃかちゃ
(悲しそう···って何だし)
知らない女は片付け
私は出された紅茶をすする。
(早く帰らなきゃいけない····書類確認に····色々)
きゅっ
「終わりました!此処にいてもつまらないですから私が街を案内しますわ。」