第33章 かちゃん 15歳太宰さん
「別に私は君を知らない他人なんだから死のうが勝手じゃないか····それか君が私を殺してくれるの?」
「····私は太宰さんを殺しませんし···殺させない。死なせない。」
「·····そ」
そっぽを向く太宰さん
とりあえず、よかった
(なんなんだよ。あの真剣な目····)
ぐう···
「あっ」
小さな声が聞こえた。
「何か···食べます?」
刺激を与えないように、問う
「····なんなんだよ。」
(刺激与えちゃった····?)
はぁ
「何が得意?」
あれ?
すんなり?
「とりあえず色々は作れますよ。あっそうだ!伽哩(カレー)は好きですか?」
「作れるの?織田作の伽哩を」
知らない名前
「その方の伽哩に似てるか分かりませんが····太宰さんがよく教えてくれますからね」