第17章 ちゃらちゃら 太宰さん
ざばぁ···
「あの太宰さん?」
「ん~~何だい?」
ピク
「朝からずっと触っていたのに、飽きないんですか?」
「うん」
(素直だな···でもさっきよりもなんか落ち着いたのかな?)
「天音くん···私は嫌な人間だ」
「えっ」
ちゃぷ··
「天音くんの優しさは誰よりも分かっていた。」
だけど····
ーーーーーー·······
ギシッ···
ぎゅう···
「普段なら感じない嫌な気持ちが出たのだよ。胸が締め付けられて、ぐちゃぐちゃにされる」
「太宰さん··」
まさか