第11章 るんたった 18歳太宰さん
「太宰さんが私とお母さんを重ねるなら私は母親になりきりますよ?中也さんや芥川くんにも同じ事言いましたからね」
「····みんなは」
「勿論喜んでいましたよ。この殺戮のある世にせめて、少しだけの愛情を私は教えますよ」
「私は····君に触れたい。抱きつくだけじゃなく···」
ぎしっ····
「太宰さん···?」
「私をひとりの異性として見て···触れて···愛して··」
太宰さんの顔が近づく。
私は今にも泣きそうな貴方から目を避けれず、
····チュ···
口が重なった。