第11章 るんたった 18歳太宰さん
「あのさ···」
「はい」
「明日からは、芥川くんの勉強教えてあげて」
「芥川くん····?あの太宰さんが連れてきた。異能者ですね。わかりました」
「一寸さ···なんでそんな素直に受け取るの?」
「それは頼まれたからです。」
「君は、私の伴侶!」
「太宰さん?(何をさっきから話してるの?ぜんぜん分からない)」
だけど、なんだか太宰さんさっきから不安そうにしてる。
「太宰さんちょっと起きてくれますか?」
むくり
「何を····!」
ぎゅう···
「怖くありませんよ。大丈夫···大丈夫」
(いきなり抱きつかれた。それに···やっぱり落ち着く。)
初めて抱きつかれたのは、自殺未遂を叱られた時