第91章 のらりくらり 魔族フェージャ
「額のキスは"祝福"今日天音が僕の物になる事に感謝してますよ」
「~~··っ///(今日だけだよね!?)」
パタパタ···
じー·····
◆◆◆
「う〜ん··魔人も手出すの早くない?しかもあの子··澁澤以外に触られたのが初めてみたいだし」
チクッ
(まただ)
チクッ
チクッ
(胸が痛む)
織田作達に言われてから気づいた。
あの子のドレス姿が綺麗で目が離せなかった。
ーーー···太宰くん。澁澤さんの頼みか何か分かりませんが
ばっ
(今··声が)
ーーー··今日だけは邪魔しないでくれますか?
(魔人··気配消してるんだけどね)
ーー··私達3人は力も互角。無駄に争うと魔界を壊しかねないですからね。
(分かった··何か冷めた)
ーーー··素直ですね