第87章 また。会いましょうか 中也さん
ぎゅっ
「昔出会った奴にもこうして抱きしめられて···安心していたんだよな。彼奴は歳も俺と変わらないか下ぐらいの幼さで····!!っ悪い!///」
俺は何をしているんだ///
何故天音を抱き寄せた···
当の本人は顔を赤くしていた
(······やっぱり似てる)
(なんだろ···思い出せない。)
私が
知らない人に···。
花の冠を上げて
その人は怒りながらも頭に付けてくれて
だから···。
「···わたしを、忘れないで··って」
「?天音。」
「中也さん····。時間がある時確かめに行きませんか?」
「何処に行くんだ?」
「ふたりが、」
ーーーーー·····
さああぁ····。
「······!」
この景色
花
匂い