第87章 また。会いましょうか 中也さん
ーーーーーー······
~~···ふわっ
「····なんか匂わねーか?」
「そう?特に」
「何も匂わないぞ」
「??(だけど匂う)」
☆☆☆
すたすた
(こんな廃れた場所なのに確かに匂う。何だ?)
歩いた先に見えたのは
一面に広がる青い花
そこに小さな?子供か何かを作ってる
「おい」
びくっ
「ーー!」
「あっ、あーいきなりはすまなかったな。お前何してる?」
おどおど。
「···えっ、と」
それが初めての出会いだった
ーーーーーー·····
「俺。」
「?」
ぽろっ
「この場所知ってる。昔匂いを探して見つけた場所だ」
「···私も、昔遊んでいた場所なんです」
「えっ。」
さくっ
「母が、仕事で遊べない時に見つけた私の秘密の場所。」
ぷちっ