第84章 死の家の鼠
「ごーごり」
「大分言えるようになったね!ドスくんは?」
「めーちゃ!」
「普段の天音はよく働きますが、小さい天音は大人しいですね」
「天音お腹空いてない?ピロシキ食べる?」
「ぴ?」
「美味しいよ!行こうか」
「うん!」
ぱたぱた··
(小さい天音が走ってる、でも今は)
ひょい
「うっ」
「抱っこさせてね!」
「ごーごり、いたい?」
ぺたっ
「何がいたい?」
「おめめ、なおしてる?いたいいたいのとんでけ~」
どき
(···記憶はなくても)
ーーー····
「ゴーゴリさん」
「なんだい?」
ぴた
「左目、痛かったですよね」
「そうだな~」
ーーー····
「天音が僕の左目にちゅーしてくれたらいたいのは無くなるよ~!」
ずごご
「ゴーくん?」