第2章 新しい生活の前に
「俺は3つお願いします。一つだけ別な箱にわけてください」
『私は、えーと4つ!』
その後、私は会計をすませて店に外に出る。
すると、先に買い物を終わらせたはずの心操くんが先に待っててくれた。
『あれ、どうしたの?』
「これを渡そうと思って。同じもので悪い」
それは、さっき買ったばかりのシュークリームだ。
心操くんが照れたように笑ってる。
『これは?』
「助けてもらったお礼だ。その白猫を見たら真白を思い出したんだ」
『なるほど……、ありがとう!』
私は、鞄を開けると真白ちゃんが二本足で立って手を広げてた。
お腹が空いて待ってたのかな?可愛い。
「真白、こんな所にいたのか」
『内緒ね!』