第1章 恋の予感
今日は5人での雑誌撮影の日、前の仕事が押してしまい、ギリギリの時間にやっと楽屋に着いた
バタバタ ガチャ
「間に合ったーーー!」
「おはよ」
「おはよ〜」
「おはようございます。」
「はよ」
「おはよーーーー!」
みんなそれぞれに挨拶してくれる。新聞を読んでる翔ちゃんに、あれ?今起きたの?って顔のリーダー。ニノはゲームに夢中だし、松潤はパソコンのにらめっこしてる。
(うん!いつもの楽屋だ。)
もう衣装もメイクも済んでいて、俺もすぐにメイクさんに呼ばれて準備をしに行く
今日は身体を動かす番組で、ゲームの合間合間にセット変更のための時間がある。いつもはニノやリーダーと話してるけど、今日は俺も翔ちゃんのおもてなしを考えるから忙しいのだ。
(まずは、食べるの大好きだからご飯だよな〜 一番好きなのは貝だから、おいしく貝を食べられるところにしよーっと♪)
ちょっと鼻歌まじりにスマホで検索♪
(どこがいいかな〜?北海道とか行きたいけど、スケジュール詰まってて日帰りって言われたし… 関東近郊だと、千葉か静岡……もうむしろ千葉?千葉にご招待?
あ…降りてきた…「俺の千葉!」 )
「何ニヤニヤしてんですか?」
「何か良いことあったの?相葉くん」
ニノと翔ちゃんがこっちをみて笑ってる。
「一人でニヤニヤしてんなあいばか!」
「ひっどーーい!俺仕事してたんだもーん」
「え?仕事してた顔なの?どんな仕事よ?」
「内緒だもんっ!」
「だもんて。笑」
「絶対仕事じゃないですよ。仕事だったら変態。笑」
もー!ひどいなぁ。でも、嬉しいときも辛いときもすぐに察して声をかけてくれる2人にはいつも尊敬してるんだ。
「えー?なになにー?」
「どしたの?」
遅れて入ってきたリーダーと松潤にも内緒の仕事と説明して、なんとか理解、、はしてくれなかったけど、それ以上詮索されることもなかった
いつにも増してついつい目で追いかけてしまう翔ちゃん。
目が合うとさわやかに微笑んでくれるんだ
その笑顔を見ると、今回の企画は絶対に成功させたいと気合が入る