ヤマネコ-ノ-ツガイ【アッシュ】BANANAFISH
第10章 檻の中のLynx
《アッシュside》
「イイ声で啼けよ…?」
腰をグッと持ち上げられ四つんばいの体勢にさせられると、モノを宛てがわれいきなり勢いよく挿れられた。
「…ぐぁッッ!!…ってェ…ぅっ…ッ!ぁ…っ」
「おいおいマジかよッ…お前初めてじゃねえな?…すげえいい具合だぜ…」
「…早く…イ…けよっ!…ぅッ…ぁ…!」
「なぁ…何回くらいココ使ったんだよ?…もしかしてコッチ使うよりも好きなんじゃねぇのか?」
腰から手を前に回したかと思うと、痛みで萎え切った俺のをグッと掴んだ。
「…おいおい、ふにゃふにゃじゃねえか!これじゃ女のアソコに挿れることもできねえ…ふっ、お前はやっぱりアンアン啼かされるお姫さまだってことだな…!!」
そんなモン突っ込まれて、勃つわけねぇだろ…
このヘタクソ…!
「ン゛…っ!…ぐ…っ」
「そろそろラストスパートだな…イイ締まりだが、もっと締めてみろ…ほらッ!」
首を締められ、そのまま激しいピストンが続く。
「ぅぐ……ッッッ〜〜〜!」
「あぁーっ!…そうだ、上手いぞッ……ッアァ!」
中に出された感覚がしたかと思うと、首からパッと手を離され俺は酸素を求め、盛大に咳き込む。
「……っあ…ハァッハァッ………死ん…ッじまえ…」
「…あんなに可愛がってやったのにそんな口をききやがって…悪い子だなァ!」
思い切り蹴り飛ばされる。
「じゃあな、…“お姫さま”」
息を荒らげ、傷だらけになりながらうずくまる俺を見下ろすと、服を整え笑いながらヤツらは図書室を出ていった。
起き上がろうとしたが、思った以上に疲弊していて力が入らない。それでも足にグッと力を入れると
「…ッ……!」
ケツからヤツの出したもんがどろりと流れ出る感覚がした。
何も考えられない頭にふと浮かんだのは、
俺の名前を呼んで笑うユウコの笑顔だった。