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ヤマネコ-ノ-ツガイ【アッシュ】BANANAFISH

第25章 友よ


「いいぞショーターその調子だ、なぶり殺してやれ。…おい、お前も死にたくなかったら、自分の身は自分で守ったらどうだ?アッシュの助けは期待できねえぜ」

「………っ」

「ショーター!!ショーター頼む!!しっかりしてくれ…正気に戻ってくれ!!!」

「無駄だよ…命令には逆らえない。僕が彼の潜在意識にすりこんだんだ。あの少年を殺すようにね…耐え難い苦痛だ、そして命令に従ったからといって解放されるわけでもない。対象を失えば苦痛に耐えられず事故破壊行動に走る。もし生き残っても一生悪夢に魘され続けるんだ…お前の兄のように…!」

「…あ…ぁ」


「うぉおああああ!」

「ショ、ショーター…僕だよ、英二だってば…わからないのかい!?おねがいだ!」

「うぅうう、ぁああ!」


「英ちゃん!!…やめろ、頼むからやめてくれ!!」
「おい!誰かやめさせろ!!」

「…やめろ……ああ、やめ、てくれ…」

「ッハハハハ!最高のショーだぜ…」




「いかがですかな?みなさん。あれを使用すれば親子兄弟ですら殺し合いをさせることが可能なのです」



「そろそろフィナーレといくか、終わらせろショーター。そいつの腹をかっさばきハラワタを引きずり出してやれ」


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