ヤマネコ-ノ-ツガイ【アッシュ】BANANAFISH
第13章 地獄の中へ
《アスランside》
「…あ?」
「僕の、方が…ッ…きもちいはずだよ…」
「…フフフ、そうか?アッシュ。…でもそんなに俺のが欲しいってんならおねだりしねえとな。「挿れてください」って言えるか?」
マービンはニヤリと笑って僕の顎を掴んだ。
『だ、めっ…!』
ユウコがマービンの脚に絡みつき首を振る。
「さあ、アッシュ。言え。」
「…僕にッ…挿れ、てください」
僕がそう言うと、マービンは僕の脚を掴み開くと一気に押し込んだ。
「……ッあ……!」
「っふう…上手なおねだりだったぜアッシュ…!面倒臭ェ女よりも都合がいい!…それにフロッギーのが少し残ってて滑りがいいな、お前も気持ちいいだろッ!」
ギシギシッ
『…っ…やだ、だめっ!!…アスラン!!』
痛みと恐怖で気がおかしくなりそうになる。
でもユウコに同じ思いをさせずに済んだ…
そう思うだけで堪えられる。
ユウコの泣き叫ぶ声が耳を刺す。
泣かないで、
泣かないで…ユウコ
そのまま僕は意識を失った。