ヤマネコ-ノ-ツガイ【アッシュ】BANANAFISH
第13章 地獄の中へ
《アスランside》
「…鍵やドアを開ける音にも気が付かないとはな。」
「恐怖に支配されたガキはどいつもそうだ。眠れねえと言いつつ、一度眠りにつくとなかなか目覚めねえ。」
「それにしてもマービン、確かに他のガキとは比べ物にならないくらい綺麗なツラしてるようだが…本当にこいつらが絡みやがるのか?」
「ああ、何日か前のヤツを見せただろ?俺に犯されて、泣きながらガールフレンドの口内を犯してケツ締めてんだよ。もちろんまだこいつらのセックスは撮れねえが、それでもキディポルノ界隈は十分にザワつくだろうぜ。」
「こいつらガキのくせに抱き合って眠っちまってよォ、仲良しなこった。」
カシャカシャ
「おい、ビデオも回しておけよ。」
「あぁ。」
「おい起きろ!…オシゴトの時間だぜ?」
僕たちは同時に目を覚まし、バッと体を起こす。
そこにはゲラゲラと笑う4人の男が立っていた。
あれから数日置きに僕らは酷い目にあっていた。
だが、今日は1人じゃない。
マービンにはやっぱり仲間がいたようだ。