第8章 盗まれたのは
『ふぁっ…だ、ダメっ…そんなに掻き回さなっ…ひっ…』
一本中に挿れられた指は文字通り縦横無尽に私の膣内を動き回っていた。
ぐちゅぐちゅと激しく出し入れしたり、上や下の壁を撫でたかと思ったらグルリと中を掻き回したり…気付いた時には指が三本まで増えていた。
「凄い濡れっぷりだな、まぁ薬のせいではないと思うが。
…とりあえず、中の損傷もないし具合も良好、感度も問題ないな。
味は…」
『ぁあっっっ!!』
やっともう終わる…そう思って気を抜いていたら隼人がペロリと私の秘部から溢れている蜜を直接舐め出したのだ。
最初はペロペロとまるでソフトクリームを舐めるようにしていたが、突然じゅるじゅると口を直接付け吸い始めた。
『あぁっ、ひぁっっぅっ…!!』
突き抜けるような強い刺激に言葉がもう出なかった。
吸っていたかと思いきや、温かく柔らかいものが私の中に侵入してきて中で蠢いている。
彼の舌が中で暴れているのだ。
出し入れされたかと思ったら中をぐるりと舐めまわされる。
その快感によって溢れた蜜はひとつ残らず彼に飲み干されていく。
「いや、どんだけ溢れてくんだよ…飲みきれねぇわ。
まっ、味も昔と変わらずで安心したわ」
舌を抜かれ私の秘部から離れていく隼人。
またイケなかった…そう思い彼を見てドキッとした。
ジャケットは脱いでおり、はだけたワイシャツに緩めたネクタイ。
肘あたりまで腕まくりをしており、細身の癖に鍛えてある身体。
先程まで私の蜜を舐めていたであろうと分かる程、口元が濡れておりそれを手の甲で拭い取っていた。
その姿にとてつもなく色気を感じた。
ダメだ、ダメなのに、彼のモノが欲しい、彼のモノでイカせて欲しい衝動に駆られ子宮がズクンと疼いた。