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沖矢昴はお兄ちゃん【名探偵コナンR18】

第6章 波乱が渦巻く仕事





彼女がベルモット…!
情報では彼女は変装の達人。
老若男女関係なく変装してしまうらしい。
まさか1日でこんなにも組織の人間と接触してしまうとは…。



そんな事を考えていると、ベルモットが目の前に来て、フードを取られてしまった。



「Hai…貴方が例の情報屋さんね。
ふーーん、綺麗な顔をしてるじゃないの。
私の好みだわ、お名前をお聞きしても?」




顔は笑顔であるが、目が笑っていない。
拒否権はない、そう目で語っているのだ。



『累…といいます』



「ルイ…累…。
可愛い名前ね。
気に入ったわ、組織に入りなさい」



『…!!
そ、それは拒否権はない…のでしょうか?』



「えぇ、命が惜しくば…受け入れる事ね」



チラリと周りを見ると、ジンはこちらを睨みつけながら煙草をふかしている。
だがもう片方の手は長いコートの中に入っている。
恐らく拳銃を手にしているのだ。
もし、私が拒否をし、ここから逃げ出そう事があるのならばその愛銃で私を貫くつもりだろう。



先程引いたばかりの冷や汗が再び流れているのを感じる。
なんと答えるのが正解なのだ。
考えても考えも最悪の状況である事は変わらない。
組織に入り、潜入…という道を取るか。
もしくは逃げる…生き残れるか分からないがその可能性に賭けるか。



どうするーーーーー。
どうすればっーーーーー。



すると今まで居なかったであろう第三者の声が聞こえた。




「ベルモット…こんな所に呼び出して何か用…っ!!!」




暗がりから現れたのは
バーボンこと…安室透だった。




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