第3章 それぞれの心中
実際に会って名前を聞いた時、想像していた人間通りだったので驚いたのは記憶に新しい。
彼女に挑発された時にキスしてしまったのも、今の様に手を出してしまったのも、普段の自分からすれば考えられない奇行である。
彼女が安室透に接触を計らい、胸を触られたのに対抗してわざと胸を弄らずに下だけでイかせたと言うのも
これではまるで嫉妬したからーーーの様ではないか。
『んっ……』
などと考えていた時、彼女が寝返りをうち
上に掛けていたモノがめくれて秘部が見える。
その様子を見てドキリとし、自分が先程まで昂ぶっていたモノが再び熱を持ちそうな気分になった。
「はぁ…君に振り回されているな、俺は」
そう言い、とりあえず彼女がいつ起きても良い様に
彼女を清潔にしなければーーーー
あとは夕御飯の準備とお風呂のお湯を溜めてーーーー
そこまで考えてふと自分がいつの間にか沖矢昴に感化されているなと思い苦笑を1つ落として部屋を後にした。