第2章 初対面
『安室…さん…?』
「僕が…その寂しさを埋められませんか?
今日会ったばかりの僕にそんな事を言われて困るかも知れませんが、貴女は何故かほっとけない。
…こうして僕と2人になる時だけでもいいんです。
僕に甘えて下さい」
そう抱き締めながら、耳元で囁く。
それはとても甘い毒の様で。
普通の女性ならコロリと落ちてしまい、深淵へと導かれてしまいそうな程だ。
『(私は普通ではないんだけどね。
でも、それに乗っかるのが目的だから遠慮なく乗っからせてもらうわ)
…少しだけ…。
少しだけ甘えさせて下さい…』
そう言い愛香は安室から少し離れ、頬に手を当て、自ら彼の唇にキスをする。
まさか彼女からキスをされるとは思っていなかったのか、安室は一瞬固まっていたが、調子を取り戻しキスに応えつつ、ゆっくりと彼女をソファーに押し倒す。
彼女の頭の後ろに手を置き、舌を絡めながら何度も向きを変える。
そして片方は彼女のブラウスのボタンをゆっくりと、確実に外して行く。
そして全てのボタンが外し終えた時、ちゅっとリップ音を残し安室が上体を起こす。
ブラウスの中から黒の下着に包まれた豊満な胸が現れた。
「…愛香さん、触っても…?」
『聞かないで下さい…安室さんって意外と意地悪です』
そう言い手で顔を隠す彼女はまるで恥じらう乙女の様だ。
「すいません、少し意地悪したくなってしまって…。
では、失礼します」
『あっ…』
安室の少し冷たい手が自分の胸に触れ、反射的に声が出た。
彼女の豊満な胸をやわやわと感触を楽しむように触る。
「これは邪魔ですね…」
パチンっ…と安室の手によって前に着いたブラのホックが外される。
男性特有の大きな手でも収まりきらない程大きいそれが、支えを失ったにも関わらず、重力に逆らう様に垂れる事なく綺麗な形を保っている。
そしてその大きさにそぐわない程小さく綺麗なピンク色の蕾。
思わずゴクリと喉を鳴らしてしまった。